シンバファームのブログ

トマト農家から見た、飛騨高山の人と自然を書く

トマトの仮暮らし

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やっと来ましたーー!!

 

トマトさん、いらっしゃいませ!

今日から畑にお引越しです。

引越し当日は霜が降りてましたが、心配ですね。

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こちら、大玉トマト🍅の『麗月』という名前です。

麗しの月のごとく、とてもキレイな玉がなる品種です。

トマト農家とかって言ってて、今年初めてトマトのことに触れた内容を書きます(笑)

 

温室で、種から育てて頂き、『接木』という手術を受け、保育器から出て来た、人間でいう赤ちゃん。

赤ちゃんが温室で育てられ、生産者の元へと引越します。

このサイズは、人間でいうと入園式くらいですかね?

 

『接木』とは、根っこが強く、病気にも強い品種に対して、美味しくなるトマトを上に繋いだ方法です。美味しいトマトは、大袈裟に言うと、大抵病気に弱く、夏を乗り切る体力が少ないのですが、この『接木』をすることで、病気や、体力の改善が期待できます!

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仮植とは、苗がポットに引越しをするのことです!なので、本引越し前の『仮暮らし』ですね。

温室→ポット→畑へ

畑へ行く前の仮暮らしを一ヶ月程、ポットで過ごします。

 

ここから、農家の見せ所です。

水のやり方や、育て方で、トマトの良し悪しが決まる。

『苗半作』といわれるほど、一生のうちの半分が、苗のうちに決まると言われています!

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まだ引越ししたてで、新居に慣れてなさそうです。

大事に大事に育てたいと思います!