シンバファームのブログ

トマト農家から見た、飛騨高山の人と自然を書く

水のルーツを探す旅

f:id:Shinba_farm:20210423144637j:plain

美味しい野菜が出来るには、理由がある。

そのルーツを探す旅(調査)

野菜のために毎日使うものなのに、どんなところを流れていて、どんな場所から生まれているのか。

ハッキリとは知らないと思い直し、水源である川を、調べてみることにしました。

…って言っても、どこに行けばいいでしょね?

とりあえず詳しい人に聞いて、情報収集!

 

目次 

 

 水源地の上流を遡る

水源である、川の名前は小八賀川。

川の上流へと鮎並みに遡り、調査出来そうな場所へ(調査っても見に行くだけなんですが)、行ってきました。

車で1時間くらい。徒歩で2時間くらい?本当はもっと奥まで行ってみたかったけど、山登りのプロでもないので、深追いはせず、3日間に分けて、上流を冒険して行くことにしました!

f:id:Shinba_farm:20210423143637j:image

 

映画「もののけ姫」に出てくるような苔の生えたエリアに遭遇。

とてもキレイな緑です。

4月に入るというのに、雪がまだ残っているのが驚きです。

それだけ標高が高いところまで登ってきました。

 

ひたすら川の上流を目指し、歩いて行きます。

その川の上流途中、僕は人生で初めて出会いました。

 

川底が見える程の透明度

f:id:Shinba_farm:20210423150807j:image

 

衝撃を受けました。

見えますでしょうか。

この透明度

水底に生える水草が、こんなにも透き通って見えるのを。

飛騨の川はとてもキレイですが、ここまで透き通った川を見るのは初めてでした。

 

太陽が反射する水面。

澄み切って、透き通った川。

鳥の鳴き声。

自然力が凄すぎて、しばらくじっと眺めて、景色を噛みしめていました。

f:id:Shinba_farm:20210423201404j:image

あまりにも見惚れていて、静かに過ぎていく時間。

「おっと、熊にだけは気を付けないと」と、急に我に返り、焦りだして、腰につけていた鈴を鳴らしに鳴らし。

怖くなって、その場からダッシュしました(笑)

近くには熊の爪痕もあり、あまり余裕ではいられません。

f:id:Shinba_farm:20210804214947j:plain

 

川の生まれた場所

更に奥へ。

多分この先へもっと登れば、もしかしたらもっとキレイな場所があるかもしれないけれど。

一本のチョロチョロ流れる川の、上流へと到着。

こんな小さな小さな流れが、大きな川になっていくんですね。

魚も泳いでいるのが見えました!

せっかくなので、少し飲ませて頂きました。

美味しい!!

f:id:Shinba_farm:20210423143843j:image

今回の調査、行けたことで、分かったことがあります。

自分が使わせて頂いてる水って、こんなにキレイで、こんなに長い距離を、たくさんの川が合流して、流れてるんだと思うと、本当にありがたいものだなぁと改めて実感しました。

まとめ

  1. 沢山の谷間や、山の間など、長い距離を流れてきている。その間に、たくさんの山の恩恵を受けて、水が成長しながら流れていると感じた。
  2. 上流の川は、産まれたての赤ちゃんの様な透明度だった。
  3. 飛騨の恩恵を受けた水は、水そのものが美味しい

とても素晴らしい『』を使わせて頂けていることに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

野菜のためにも、今後も大切に使わせて頂きます。

そして、環境や自然を改めて、大切にしようと、感じた旅になりました。

 

※今回調査に入ったところは、業者さんに同行したり、許可を貰った方の山に行っております。