シンバファームのブログ

トマト農家から見た、飛騨高山の人と自然を書く

新葉ファーム転職?!ある会社へ属する決意

いつもシンバファームのブログをご覧頂き、ありがとうございます。

題名の通り、大きな変化がありましたので、報告させていただきます。

 

転職?!

改めてご報告させて頂きます。

私は、2022年4月に「株式会社宿儺さま」に営業マネージャーとして属することとなりました。

社員ではなく、販売の手助けする立場として参加させて頂くことになりました。

新葉ファームも経営しつつ、会社の販売事業に参加するということは、とてもハードですが、

この会社に貢献することが、その後「地域貢献」になると考えました。

 

株式会社宿儺さま

株式会社宿儺さま(以下宿儺さま)は、主に高山市のブランド品「宿儺かぼちゃ」のブランドを守るために、生産部会とは別に、10年ほど前に会社を設立しました。

こちら宿儺かぼちゃです。

f:id:Shinba_farm:20220614222238j:image

宿儺かぼちゃをPRするため、宿儺かぼちゃを生産者するメンバーが集まり、JAさんと連携し、販売事業も行なっていく会社です。

小さな会社ではありますが、信念を持って色々な活動をしています。

宿儺さまについては、後日インタビュー記事を書く予定でいます。

 

新しい活動内容

宿儺さまは、令和4年度より生産物PRのため、

ふるさと納税の返礼品登録をさせて頂きました。

登録する品目は今も検討中で、随時登録予定でいますので、楽しみにお待ちください。

 

宿儺さまでこの事業に取り組むのには、こんなメリットがあります。

飛騨のプロ農家の多くは、生産品目を1〜2品にし、トマトや、ほうれん草など、その品目に特化してる農家が殆どです。

そのため、一軒の飛騨の農家さんでは商品ラインナップも多くはありません。

 

宿儺さまでは、100名を超すプロ農家から、生産物を厳選し、多品目の生産物を商品化をサポートしていく活動を始めます。地元企業さま、農家さんの協力を頂くことが出来ました。

この活動を通して、生産者の想いをお客さまへ届けることが出来たら、

生産者の「やりがい」をアップすることが出来ると思っています。

 

思うこと・地域のために

私は、令和3年にたくさんの方の協力を得て、新葉ファームのふるさと納税の返礼品登録が出来ました。

それはとても嬉しかったですし、地元の環境や人々へ、改めて感謝するきっかけになりました。

その中でも、自然環境に対しては特に強い感謝を感じ、売上の一部を寄附することで、地元貢献へとつながるのではと考えました。

 

shinba-farm.hatenadiary.com

 

 

しかし、寄付先を探している内、私のような小さな経営から、少しの寄附をしても、大きな活動の支えにはなりにくいことも感じたのです。

そこでお金では無い方法で、地元貢献が出来ることが無いかと模索していました。

そんな中、宿儺さまから声を掛けて頂き、地元の農家が活性化するための活動をしてみようという話になりました。

その活動の一つが、ふるさと納税事業への登録です。

 

伝えたいこと

令和4年、農家は更に厳しい立場に立たされています。

肥料、資材高騰。

獣害、耕作放棄地。

高齢化、担い手不足などなど。

 

農家の数が減ることで、水源掃除や、環境整備などの維持が難しくなると、負担が若い世代へどんどん増えることになってしまいます。維持が難しくなります。

飛騨産の野菜は、出荷期間が短いため、まだまだ認知されていないと感じることもあります。

この活動を通して農家さんの支えに、少しでも役に立ててばと思います。

 

一人勝ちよりも、喜びや楽しさを周りの農家とシェアしたい

開業してからずっと、その想いがありました。

 

宿儺さまに属して、新事業が正直上手くいくかはわかりません。

不安もかなりあります。

それでも一歩踏み出すことは大切と思っています。

私は今まで、色々なことにチャレンジしてきました。

新しい事業の種が成長し、力強い新葉を伸ばしてくれることを信じています。

 

小さな農家の小さな活動ではありますが、この活動も新葉ファームの活動として、応援して頂けるととても嬉しいです。

是非今後ともよろしくお願い致します。