シンバファームのブログ

トマト農家から見た、飛騨高山の人と自然を書く

スナップえんどう栽培その後の考察

撤収が無事に終了しました。

準備にかなりの時間が掛かりましたが、撤収は、本当に早いものです。

まだ実が付いているのに片付けることは、とても心苦しいものです。

しかし前回記事でも触れたように、この後にミニトマトさんが引っ越しするのを今か今かと待っているので、泣く泣く撤収致しました。

 

なんとも言えないこの、切なさ。

 

しかし、このスナップさんが育ってくれた後に、ミニトマトを植えます。

名前はピッコラ・ルージュ

スナップさんに与えたこだわり肥料は、このピッコラが、全て美味いトマトへと変換してくれます。

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栽培して、スナップ→ミニトマトへ植え替えすることの、思ったことをまとめてみました。

 

メリット

準備がとても少なくて済む

スナップを撤収すれば、そのまま定植が出来るからです。

ミニトマトなので、誘引用に、ネットはそのまま使えます。

肥料はほぼ不要

トマトは、スナップえんどう以上に根を張り、スナップさんが食べ切れなかった肥料も食べるので、エコな栽培方法と考えています。

追加の肥料はほぼ要りません。

飛騨で成りものでは珍しく2期作できる

成りものを二期作できるのは、ありがたいです。スナップ→モロッコインゲンを作る人が多いので、そちらもオススメです。

 

デメリット

苗作りが難しい

梅雨と、高温時に育苗するので、暑いと水やりの手間がとても掛かります。雨降りだと、水やりのタイミングが難しく、水が残り過ぎて徒長することもあります。

ミニトマトには、肥料が強すぎる

スナップえんどうの残り肥料が強く、ミニトマトには少し不向きかもしれません。

裂果や、グリーンバックが強いなどの障害もあり得ます。

撤収が大変

ネットに誘引するのはとても楽ですが、撤収がとても大変です。

通常のトマトの撤収するより2〜3倍の時間が掛かります。

雪が降る飛騨地区では、撤収に時間が掛かることは、致命傷になる場合もあります。

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それでも僕はこのミニトマトピッコラ・ルージュが好きで、この栽培方法が合ってると思っているので、やり続けます。秋をお楽しみに。